近自然工法って何??
近自然工法のはじまりと屋久島
近自然工法は、元々スイスで行われていた河川工事方法で
1980年代にスイスを訪れた福留脩文さんが感銘を受け
日本に持ち込んだのがきっかけです。
その後、近自然河川工法を普及させるため
西日本科学技術研究所を立ち上げます。
1995年頃、屋久島で近自然河川工法の講演を行なった際に、
会場にいた人からこれは「登山道でも使えるのでは?」
と考えたことで登山道との関わりが始まりました。
2007年に試験施工により完成した旧宮之浦歩道の石畳が
日本で初めて近自然工法によってつくられた登山道です。
その後は長らく行われてなかったんですが
最近になり北海道の大雪山で山守隊の代表として活躍されている
岡崎哲三さんにより屋久島の一部(淀川登山口、白谷雲水峡、ヤクスギランド)
の登山道で行われ始めました。
※日本の各地で近自然工法が広まっています。
1980年代にスイスを訪れた福留脩文さんが感銘を受け
日本に持ち込んだのがきっかけです。
その後、近自然河川工法を普及させるため
西日本科学技術研究所を立ち上げます。
1995年頃、屋久島で近自然河川工法の講演を行なった際に、
会場にいた人からこれは「登山道でも使えるのでは?」
と考えたことで登山道との関わりが始まりました。
2007年に試験施工により完成した旧宮之浦歩道の石畳が
日本で初めて近自然工法によってつくられた登山道です。
その後は長らく行われてなかったんですが
最近になり北海道の大雪山で山守隊の代表として活躍されている
岡崎哲三さんにより屋久島の一部(淀川登山口、白谷雲水峡、ヤクスギランド)
の登山道で行われ始めました。
※日本の各地で近自然工法が広まっています。
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近自然工法とは、どんな登山道整備法?
近自然工法の意味としては、
『自然に近づける』や『自然に近い方法を使う』
などの意味があります。
一般的な登山道整備(土木の方法)では、
自然のことは度外視して
一般的な登山道整備(土木の方法)では、
自然のことは度外視して
人間が歩きやすい道をつくる。
という事が第一目的となります。
生態系への影響などは考えずに作るため
短期間でできるというメリットがある一方で
早期に崩れることもあります。
一方で近自然工法では、人が歩きやすいことはもちろん、
生態系や侵食原因への理解からはじまり、
周囲(登山道の近くにある石や倒木など)にある物資を選別し
そこからどういう施工方法を行うのか、また景観との調和など
やること考えることがたくさんあるため、
時間や人手がかかるというデメリットがあります。
その状況や地形に合わせて登山道を作っていくため
計算ができません。
杭やかすがいなど自然にないものは、
もちろん使いません!!
効率化がどんどん進む現代社会において
時間や労力のかかる「めんどくさい」登山道整備方法です。
その一方で自然により添いつくられるため
生態系への影響などは考えずに作るため
短期間でできるというメリットがある一方で
早期に崩れることもあります。
一方で近自然工法では、人が歩きやすいことはもちろん、
生態系や侵食原因への理解からはじまり、
周囲(登山道の近くにある石や倒木など)にある物資を選別し
そこからどういう施工方法を行うのか、また景観との調和など
やること考えることがたくさんあるため、
時間や人手がかかるというデメリットがあります。
その状況や地形に合わせて登山道を作っていくため
計算ができません。
杭やかすがいなど自然にないものは、
もちろん使いません!!
効率化がどんどん進む現代社会において
時間や労力のかかる「めんどくさい」登山道整備方法です。
その一方で自然により添いつくられるため
歩きやすい上に自然環境が蘇ってくる!そして景観もよい!
という大きなメリットがあります。
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初めて体験して感じたこと
労力や時間をかけて皆が自然のことを想いつくった道は
人と自然をより強く結びつけるキッカケになる。
そんなことを今回強く感じました。
自分が普段何気なく歩いたり走ったりしている登山道を
自分も携わせていただいて普段歩いている登山道の見え方が変わりました。
今までは、近自然工法でつくる道、
美しくて素敵だなぁってぼんやりとした感想だったけど
初体験の帰り道は、ここはこうやってつくったのかな?
って思ったりこの登山道は早めになおしたいなって思ったり
今までは見えてなかったところまで見えるようになりました。
屋久島に在住している登山者はもちろん、
全国の山を歩く登山者の方に体験してもらいたいと思いました。
屋久島では、山岳ガイド連盟のガイドを中心に近自然工法を行っています。
島民の方のボランティアも大歓迎しております。
参加したい方は、ぜひご参加ください。
身体をいっぱい動かして自分たちが歩く道を作る!
それだけでちょー楽しいです♪
自分が普段何気なく歩いたり走ったりしている登山道を
自分も携わせていただいて普段歩いている登山道の見え方が変わりました。
今までは、近自然工法でつくる道、
美しくて素敵だなぁってぼんやりとした感想だったけど
初体験の帰り道は、ここはこうやってつくったのかな?
って思ったりこの登山道は早めになおしたいなって思ったり
今までは見えてなかったところまで見えるようになりました。
屋久島に在住している登山者はもちろん、
全国の山を歩く登山者の方に体験してもらいたいと思いました。
屋久島では、山岳ガイド連盟のガイドを中心に近自然工法を行っています。
島民の方のボランティアも大歓迎しております。
参加したい方は、ぜひご参加ください。
身体をいっぱい動かして自分たちが歩く道を作る!
それだけでちょー楽しいです♪
最後に。
屋久島の有名どころでは
縄文杉ルートでは、土木による登山道整備。
白谷雲水峡ルートでは、近自然工法による登山道整備。
が中心に整備されています。
どちらにも長所、短所がある2つの整備方法。
これから十年後、二十年後とどう変わっていくのか?
楽しみだし、それを記録していくことも大切だなって。
日々、楽しく登山道を歩いて行こうと思いました。
終わり
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縄文杉ルートでは、土木による登山道整備。
白谷雲水峡ルートでは、近自然工法による登山道整備。
が中心に整備されています。
どちらにも長所、短所がある2つの整備方法。
これから十年後、二十年後とどう変わっていくのか?
楽しみだし、それを記録していくことも大切だなって。
日々、楽しく登山道を歩いて行こうと思いました。
終わり
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⇧の写真は、元々左の杉の根っこを踏んで歩いていた場所です。
そこに花崗岩を置くことで根っこを踏まずに歩ける道にしています。
岩の下には緩衝材となる杉の葉や砂を敷き詰めています。
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近自然工法in屋久島.映像 Yakushima Film
そこに花崗岩を置くことで根っこを踏まずに歩ける道にしています。
岩の下には緩衝材となる杉の葉や砂を敷き詰めています。
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