屋久島で泊まり登山!ガイド目線で味わう非日常の魅力

霧としずくに包まれた苔むす森にひっそり佇む、オリーブ色のツェルト。自然と一体化する静かな寝床。
霧が立ち込める森の地面に設営されたオリーブ色のツェルト。

衣食住を背負って旅をする!

泊まりの登山には、想像以上のロマンが詰まってる !
日常生活ではモノが溢れかえっているけど、
泊まりのザックの中身は「衣食住+ちょっとの嗜好品」だけ。
重くて肩が痛いのは当たり前。でも!

「このザックに生きるためのすべてが詰まってる」

と思うと、心なしか荷物まで軽やかに感じるから不思議。

日常生活ではあんなにも広がった荷物の中から
生きるための精鋭陣がバックパックにギュッと詰まってる。

情報社会、物欲にまみれた現代社会から逃避できる山での時間は
日常では味わえない、唯一無二の体験をもたらしてくれる。
青空と緑の稜線を前に、岩の上から新たな冒険を見つめる二人のご夫婦。
青空と緑の山肌を背景に、岩の上で宮之浦岳を眺めるご夫婦。

泊まりだからこその自由な山旅。

泊まりにすると、選択肢が一気に広がる!
日帰りで行くと
宮之浦岳に1日、縄文杉に1日、白谷雲水峡に1日、
その間、ホテルと登山口への往復や移動も含まれる。

それが1泊2日で山へ入り込めば、
九州最高峰・宮之浦岳→縄文杉→白谷雲水峡を一気に制覇することもできる。
ただ1泊2日は、自分にはちょっとハードかも・・・
苔に覆われた屋久杉を見上げて、深呼吸。極上の森林浴。
苔に覆われた巨大な屋久杉を見上げながら、並んで立つ二人の女性。
そんなときには2泊3日でじっくり満喫コースへ!
他の登山客とは時間をずらして、屋久島の大自然を噛み締める。
途中疲れたら切り株の中で深呼吸、休憩する時間。
巨大な屋久杉の切り株の中でひと息。自然と一体になり、深呼吸する至福の休憩タイム。
巨大な屋久杉の切り株の中で、休憩する旅人さん。
山頂で雲海に浮かぶ太陽を僕ら占めする時間は、最幸以外の言葉が出ない。
壮大な景色の中に、日常の小さな悩みもふっと消えていくことでしょう!
雲海に浮かぶ夕日の中、永田岳山頂で手を取り合い達成感を分かち合う登山者たち!
夕焼けの雲海を背景に、永田岳山頂で手をつなぎポーズを取る二人の旅人さん。

下山すると日常生活に感謝の心が溢れる。

山には、電気もない。
水道を捻ったら水が出るわけでもなく自分で調達する。
ゆえに身体をあっためてくれるあったかいお風呂もない。
生鮮食品も基本的にない(夏は特に)
食事も背負った分だけだから自分で計算、配分しないといけない。
電波もほとんどないからSNSやメール、天気予報の確認なんかもできない。

日常生活と比べるとめちゃめちゃ不便。
もちろん屋久島の大自然の空気と共に
味わう、山ご飯は高級フレンチよりも僕的に格別なのだけど。

自分の持てるものだけで衣食住をつくるということ = 生きるために最低限必要なものを持つ

だからこそ、下山して人里に戻った時、妙にワクワクしてくる。

あったかいお風呂にあったかい料理と冷たいビール。
自然と出てくる感謝の言葉、、、
森の中でほっこり山ご飯。 フォーにバターを溶かして、キャンプならではの贅沢な一杯をどうぞ!
キャンプ中の山ご飯。フォーにバターをのせた一品は疲れた体に染み渡ります。

泊まり登山でしか味わえない非日常を、ぜひ屋久島に味わいにきてください^^